杭州霊隠寺「雲林図書館」が近日中に一般公開

编辑:慧观 日期:2014-04-10 16:08

杭州霊隠寺「雲林図書館」外観

香光法宝

経蔵に深入すれば、智慧海の如し

読書に路あり、勤をその径となす。学海に涯なし、苦をその舟となす

 

大道に岸あるも、仏法は無辺なり。

経蔵に深入すれば、智慧、海の如し。

 東晋咸和元年(紀元326年)に建立された霊隠寺は、すでに千七百年もの歴史を有する。かつて多くの高僧や、文人が集まり、禅や道を論じた、これらの一吟一詠はもはや文化的伝統となっている。2003年に霊隠寺は雲林図書館を設立することを決定、そして、10年の歳月を経て、図書館はついに完成し、近日中に一般公開される運びとなった。雲林図書館の開館は「霊隠書蔵」の働きを発揮させることにより、仏教に興味があり、仏法を学びたいと思う多くの人々、つまり杭州市内の八大寺院の僧侶、杭州佛学院の教職員と学僧、杭州霊隠寺の職員などが仏法の薫陶を得、心の浄化や、智慧の豊かさまた知識の深化をともにはかることをその目的としている。

 杭州霊隠寺「雲林図書館」は霊隠寺薬師殿の西側に位置している。館内は書籍、雑誌、音声画像資料という三つの部分に分かれている。現在、約3万冊の蔵書があり、仏教書籍を中心としている。これらは仏教教理、経律論三蔵、布教、儀註、仏教宗派、仏教寺誌、仏教史誌、仏教史、高僧伝記などにわたり、その蔵書の豊富さを誇っている。大蔵経だけでも『大正蔵』『乾隆大蔵経』『敦煌大蔵経』『高句麗大蔵経』『頻伽大蔵経』など十数類がある。館内の蔵書はその質と品格において往時とは比較にならない。

 「雲林図書館」の館長、文海法師はこう述べている。「伝統的な方法だけで仏教を布教するのはもう時代遅れである。現代社会にはそれにふさわしい新しい布教方法がある。現在の条件下では、一部の読者にしか読書サービスを提供することができないが、やがて機が熟せば、さらに多くの信者や広範な人々に仏教の学習のための、清浄で優雅な環境を提供するようにしたい。これによって、迷信を遺棄し、正知正見に立って、智慧を高め、心を浄化することができるようになる」。

 「雲林図書館」の開館時間:

 午前 9:00-11:00

 午後 2:00-5:00

 貸出し:毎回3冊まで。貸し出し期間は一カ月。(貸出手続きは身分証明書を提示し図書館利用証明書を申請する。)